04_一般的な英語の勉強のやり方と、iGEMで必要な英語レベル(個人の意見)
こんにちは、雑草です。4記事目です。
前回に引き続き、見やすさや利用のしやすさから、今後は原則すべての記事を同じ形式で書いていきたいと思います。
1つの記事の構成は以下のような感じで行きます。
1.目的
2.手段
3.内容
4.メモ(箇条書き)
本編で書くのでここでは省略しますが、自分は留学などなしでダラダラ独学して英検一級、TOEICは初めてで935点取れました。
今どきこれくらい珍しくないし、誰にでも向いてる方法かはわかりませんが、「誰よりも努力せずに今くらいの英語力をゲットした」という自覚があるので共有します。
言っときますが全然偉そうなこと言えるレベルじゃないです。
Twitterとかで見かける英語ガチ勢の1/10もやってないかも。。。
ただ、iGEMでも英語できて損はありません。
英語苦手って人も周りにいて、そういう人は自分でハードルを上げていると思えることも多かったので「これくらいしかやらなくても全然いける」ということを伝えたいです。
別に通訳目指してないけど、日本語話せない人とも緊張せずに話すくらいはしたい人におすすめです。
【目的】
iGEMでも必須な英語の能力上げのやり方を端的かつ具体的に伝える。
【手段】
自分がやったやり方と実感した効果を時系列で列挙する。
【内容】
まとめ:
・常にアウトプットの枠組みでインプットする。
・具体的には英語で日記を書くと自分の普段使う語彙を網羅できる。
・発音はthやsh、rなど気になるところを重点的にケアするだけで全然違う。
・リスニングと発音改善の最終兵器は中国語。
・いちばん大切なのはわからないことはその場で即調べること。
中3~高3:海外の人と文通する(徐々にLINEに移行)
労力:☆☆☆☆☆
効果:☆☆☆☆
自分の英語力の源泉は99%これです。
学校の授業はテキトーに聞いてても、英語の偏差値が1年ちょっとで53→77になったくらい。えぐかった。
やったことはシンプルで、相手から来るメールを読んで返事を書くだけです。
中3でやり始めたころは別に英語得意でもなかったので
2~3行のメールを読むのに3,4時間ざらにかかってた(ニュアンスとか多義語の検索で時間食った)し、返信にさらに3時間とかかかってました。
昼にメール開いて気が付いたら夜7時みたいな。
でもこれの何がよかったかと言うと、
「自分がふだん話す内容を英語で言うために必要なボキャブラリーが自然と網羅された」ということです。
単語帳ではなく、自分のメールであることが大事だったと思います。
そしてわからなかった言葉や思いつかなかった表現は全部1冊のノートにまとめてました。
気づいたら高校の単語帳は知ってる単語ばかりになっていました。
この頃には最初よりずっと長くなった10~20行くらいのメールを読んで、返信して15分くらいで済むようになってました。
インプットの時点で場面とボキャブラリーが結びついているので、アウトプットは意識せずともすいすいできました。
辞書を引く回数も最初はメール一通30回だったのが20回、10回、3回と減っていき、ついに1回、そして0回のときもありました。
おまけとして、海外の人に対する心の壁もなくなりました。
日本人の友達と同じくらいいっぱい喋ったからだと思います。
大学生でこれに似た効果を得るには、英語で日記を書くのがいいと思います。
高校在学中:スピーチコンテストの予選に向けて発音の訓練を受ける(そして落ちる)
労力:☆☆☆
効果:☆☆☆☆☆
上記の海外文通友達のおかげで高1の終わりにはメールを読んだり書いたりするのは超早くなりました。
でも自分はリスニングが壊滅的でした。
全然聞き取れない。
発音もビートルズ好きな母に笑われるくらいで、orangeをオランゲと読んだりしているくらいひどかったです。
そんなとき高校で出場者を募集していたスピーチコンテストに挑戦しました。
結果として予選であっさり落ちましたが、ALTの先生が発音を直してくれました。
だいたいこんな感じ。
・take it は「テイキッド」のようにリエゾン(観音=kan on をkannonと読むやつ)
・上の場合、itのtはdっぽく読め
・threeはスリーじゃなくてちゅりー
・sea,sheを区別する。前者は「スィー」、後者は「シュイ―」に近い。
・thank you, think, throughのthは死ぬ気で練習
・rは例えばrightなら「ゥライト」と言えば解決。ただし舌は喉のほうに巻き込む!
・f は唇に歯をかけて息を出せ
などなど。
これに加えて洋楽をたくさん聞きました。
リスニングとスピーキングは、10段階でいうと3から5くらいにましになりました。
高校卒業後:中国語を勉強した
労力:☆☆☆
効果:☆☆☆☆☆
何言ってるの?と思うかもしれませんが、
自分の英語のリスニングとスピーキングが飛躍的に伸びたのは中国語をやったせいです。
中国語の発音が鬼畜すぎて、中国語のキクタンを1ヶ月くらい聞いたあとに英語を聞いたらアホみたいにクリアーに聞こえるようになりました。
仕組みは知らないけどあのときの衝撃は忘れません。
「何これ!!!???聞こえる!!!全部わかる!!!!」状態でした。
リスニングレベルが5から10に爆上がりして、TOEICとか全然苦じゃなくなりました。
発音も自分比でなぜかよくなりました。
何にもしていないのに何のバグ?って感じで…。
(余談)
中国以外の国でほぼ唯一母国語として現在も漢字を使う日本人にとって、中国語の読み書きは正直ちょろすぎる。
自分は主に独学と中国人・台湾人の友人とのLINEや会話で中国語のTOEIC的な位置づけのHSKも5級(1~6級で、6級が最上級でした。今は変わったと思う)を取得しましたが
英検2級くらいのレベルまでなら、体感で英語の1/5くらいの労力で日本人は誰でも行けると思います。
大学:英検1級を取るべく勉強
労力:☆☆☆☆
効果:☆☆☆
この本のボキャブラリーをひたすら書いてダラダラ覚えただけです。
結果、筆記と面接で1回ずつギリギリで落ちたあと受験しなおして無事合格しました。
が、あくまで個人の感想ですが、iGEMで実用的に必要なのは準1級くらいだと思いました。
1級は語彙問題がえぐいのですが、そのくせ私はそんなに使わないなという単語ばかりでした。英字新聞読みたい人にはいいと思います。
「まつげって漢字で書ける!?」みたいなのが多かった印象。
一方準1級は実用的で、ほどよく教養もあるような単語が多かったです。
まとめると、iGEMやるなら、自分がふだんよく使う語彙+英検準一級くらいの語彙+wikiとか読む中で自然に覚えるくらいの専門英語を身につければいいと思います。
いずれにせよ自分がどんな場面でその単語を使いそうか、アウトプットの場面を想定して学習するのが一番効率いいと思います。
(「プレゼンで使う語彙」というタイトルでメモを作成するとか)
最後に、何より大事なのはわからないことが出たときに即ググることです。
例えば
・「歯ぎしり」って英語でなんて言うんだろう?
・「あの人の名前なんだっけ?」の「~っけ?」って英語でどう表現するのか?
・「ごちそうさま」は?
とか。
これ系を調べるのにおすすめのサイトはこれです。
上の3つも是非検索してみて下さい。
https://eikaiwa.dmm.com/uknow/
質問などあれば是非ください!
今日は以上です。 お疲れさまでした。
【メモ】
~今後書きたい記事~
・知識共有編(スラックやメール転送など)
・用語集
・論文の探し方
・メダル条件
・iGEMあるある