02_iGEM初期に見る記事(1)
こんにちは、雑草です。
見やすさや利用のしやすさから、今後は原則すべての記事を同じ形式で書いていきたいと思います。
短い記事をたくさん書くスタイルでいきます。
拙速がモットーなので目次とかきれいに作りませんが許してください。
1つの記事の構成は以下のような感じで行きます。
1.目的
2.手段
3.内容
4.メモ(箇条書き)
【目的】
とりあえずチームができたあと、iGEMを始めたら何をすべきか把握する。
【手段】
重要な順に、作業レベルで具体的に列挙する。
【内容】
まとめ:iGEMでは情報収集とテーマ決めが命。
0.チームのTwitterアカウントを作成し、既存のiGEMチームのTwitterなどをフォローする。
認知してもらってアドバイスや情報を収集しましょう!
日本のiGEMチームは夏・冬の年に2回くらいミートアップで集まっています。
今年はコロナでオンライン開催ですが、とにかく話すとよいです。
1.勉強会
iGEM始めたばかりで専門用語も右も左もわからないときは勉強会。
主な中身は以下の3つです。
・iGEMのルール
iGEM公式HPのmedal criteriaという項目をまず読む。
メンバーに浸透しやすいよう和訳して配るといい。できれば後で記事にします。
・合成生物学の知識
(1)めんどくさいのでとりあえず合成生物学でググる
(2)去年の金メダルチームのWikiをGoogle翻訳していいので1チーム分とにかく読む。
※2019年のチームのwikiは全部ここにあって誰でも読めます。
https://igem.org/Team_Wikis?year=2019
このとき、出てきた知らない単語を調べる。
意味のメモは短く端的でOKなので1か所に「マイ用語集」としてまとめるとよい。
優先して読むのは以下の2つの項目。最重要だと思う。
だるかったらここだけ読みましょう。
・Description
・Design
合成生物学ってこういうことやってるんだなと具体的に見る。
できれば後で記事にします。
・実験の原理(→実験の手順とは別)
この本にけっこうまとまってると思いますが、
それでもiGEMに関係ない部分も多いので後で記事にしたいです。
というかこのブログでメインに書きたいこと。
基礎から学ぶ遺伝子工学 第2版 田村 隆明
https://www.amazon.co.jp/dp/4758120838/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_.OqsFb1H1C72A
図を用意するのに時間かかりそうだけどなんとかします。
思ったより長くなった…。
2.テーマ決め
いい加減なこと言いますが、テーマ決めの時点でプロジェクトの評価は8割決まると思います。
これも1つの記事にしたいです。
どのチームもテーマ決めは悩み多いようなので、フローチャートとか作れないかな…。
実現可能性チェックリストみたいのほしいですね。
【去年の弊チームの場合】
ストーリー性を重視した案を10個くらい自由に出した
メンターにプレゼンして、反応がよかった2つのうち1つに決定
それから実験計画を立てた
(具体例)
・色んな色に発色して、異なる性質をもつ大腸菌を作ろう!…ピクミン案
・一定回数分裂したあとに自滅する大腸菌を作ろう!…呪い案
採用されたのは呪い案。
ちなみにストーリーとしては日本の慣用句(?)である「末代まで呪ってやる!」から。
6代目までは元気に増殖するのに、7代目にパタッと死んだら面白くない!?って考えた、雑草の案でした。
面白いけど案を出した人に遺伝子組換え実験の知識が乏しかったので、実現するための仕組みをを考えるのが大変&社会貢献にどう結び付けるか難しく、human practiceなどのメダル条件を満たすために苦慮しました。
3.過去プロジェクトの研究、論文読み
まんまです。
過去プロジェクトを調べる動機はだいたい2通りあります。
【パターン1】
iGEMのプロジェクトがどんなものか、iGEMそのものへの理解を深めるため。
【パターン2】
テーマを決めてから、関連する主な過去プロジェクトや論文を読んで必要な周辺知識をつけるため。
・読む論文の数は50~100とか言われますが、怖がらずにまず5本読みましょう。そして読んだら次の5本を読みましょう。
・最初は論文の読み方わからない人も多いと思います。
・まずは日本語の論文を読むのがおすすめ、慣れたら英語論文も。
・後半になったら手分けして読んで互いに内容を発表すると効率よいです。
【メモ】
~その他~
・法律にのっとり、大学が主催する遺伝子組換え実験の講習を受ける必要があると思います。
・メンバー同士のコミュニケーションは大事にしましょう。
・知識は全体に共有しましょう。iGEMに関する新しいことを知ったり、教授や事務の人と関連する会話をしたら必ずグループLINEかSlackに投下する、くらいの気持ちでいるといいと思います。
今日は以上です。
お疲れさまでした。
~今後書きたい記事~
・知識共有編(スラックやメール転送など)
・用語集
・論文の探し方
・メダル条件
・iGEMあるある